不思議な出来事

ざわめく竹藪

私が32から33歳の頃だったと思います。浄霊をして貰ってから2・3年後、浄霊して頂いた先生のお弟子さんと私と数人で、須賀川市内の道路沿いにある小さな祠に初詣に行った時の話です。

何台かの投光器で照らされた小さな祠は、この地域で大事にされ、掃除もされていたので綺麗な場所でした。祠の前には細いパイプから水が流れていて綺麗な池があり、その後ろには数十本の竹が生えていたのです。私達が夜中の零時を過ぎた頃に到着すると、参拝者は徐々に減り、誰も居なくなった頃でした。

私達だけになると、姿の見えない誰かが、竹を素早く上下に移動を繰り返し、笹の葉がバサバサと激しく動いたのです。見ていると、徐々に揺れる竹の本数が増えて行き、最後は全部の竹が上下に誰かが行ったり来たりするので、枝がバラバラと大きな葉音を出して揺れるのです。一体何人の霊で動かしているのかと思っただけで、私は特に驚く事も無く、同じような事をテレビで見たなと思っただけでした。

霊が見える先生のお弟子さんは「集まって来たね。」と言っていましたが、害が無いので、ただ眺めているだけでした。私は心の中で(暇な霊達だね。何がしたいのか全く分からないな)と思っただけでした。(え?おどしたい?怖がらせたい?今まで霊体験がたくさんあるので、全く驚く事が無かったのです)

しばらくすると、霊達も全く怖がらない私達に飽きたのか、静かになったので、みんなで帰って来たのです。ご苦労様でした。

未来が見える?

私が二十歳前に(あの娘は良いよね。結婚したいな)と思うと、その娘と結婚した未来の映像が見えるのです。

映像の中には、私と彼女の子供が10歳になっており、子育てのやり方とか、様々な問題で口論となり、お互いが譲らす離婚する事になったのです。

しかし、離婚する事に1年以上掛かってやっと離婚が出来た映像で、その映像を見るだけで疲れてしまい、離婚って大変だなぁ。結婚は慎重にやらないとね。と思ったのでした。

映像の中の彼女は、私が利点と欠点をどんなに説明しても、彼女は自分が正しいと全く聞いてくれないし、自己主張しかしないのです、

相手の話を聞いて検討しない人って危険だし、関わっては駄目な人だよね。鬼嫁、鬼姑になる確立が高いと思いませんか?常に命令をして従わなければ、怒鳴られたり怒られたりしてしまえば、私も子供達も家には居られなくなるし、誰も寄り付かない家庭になってしまいますよね。家族がみんな逃げて一家離散って事もあり得るしね。

ですから、昔から「悪妻は一生の不作」って言われている通りだし、世の中を観察すれば多くの被害者が居ますよね。見た目だけで相手を選んでは駄目だって事ですよね。俺も危なかったな。同じ失敗をするところでした。

東京に住んでいるおばさんから「世の中に女は数え切れないほどたくさんいるけど、心の綺麗な女性ってほとんどいないしね。我儘で自分勝手だし・・」と言われ、納得してしまったのです。ま、二十歳前後の同年代の女性のレベルは?と考えれば、答えは分かりますよね。

この後もリアルな映像は様々な事を時々見せられるのですが、必ず何かしら学べる事があるので、不思議ですよね。

この映像のお陰で考え方も価値観も変わっていくのです。

線香の香り?

曾祖母の葬式が終わって、一年か二年後の出来事です。

田舎なのか我が家は夜九時頃になると全員が寝てしまうのですが、私は見たい番組があったので一人で居間のテレビを観、その後、電気を消して寝床に向かいました。

小学の高学年だった私は、自分専用の部屋が無いし、両親と弟が一緒に寝ている部屋の戸を開けようとした時、曾祖母の葬式の時の香り、線香と果物の匂いが混じった香りが私の周りに漂って来たのです。

私は驚きましたが、体を移動して仏間の匂いを嗅いだり体を前後させて匂いを嗅いだりして、検証しました。結果は寝床に入る入口だけ線香の果物の入り混じった匂いがするのです。

私の脳内ではもっと分析をし(戦争時に死んだ人では無いな、それ以前の時代でもないし、最近、死んだ人の仕業だな)と思ったのです。理由は簡単で、この頃は徐々に裕福になったので、やっと果物が買えるようになったのですが、戦時中は?戦後は?それ以前は?果物が買えて葬式が出来た?と考えれば、答えは簡単ですよね。ある程度、裕福になった時代に死んだ人だよね。と、結論を出したのです。

しかし、何故かこの霊は、曾祖母ではなく、全く知らない男性だな。と思ったのですが、何故か、確信していたのです。

その後、何度でもこの現象と同じ事があったのですが、そのたびに(もう死んだ事を認め、成仏しろよ。心からお願いすれば誰か導いてくれるかもよ。匂いでアピールしても人間では誰も助けられないよ)と心でつぶやくと匂いが消えるのです。

学んでいない人ほど「俺の、俺の話を聞いてくれ」と自己主張が強い人が多いし、普段から人の話を聞かない人が多いから、成仏出来ない人が多いのにね。全く幼児と同じレベルだよね。

曾祖母の死

小学4年生の時に、動物好きの曾祖母が、亡くなりました。

私達兄弟の子守だったので、ことわざの意味など様々な事を教えてくれた人でした。私は曾祖母の話を聞きながら、正しいことわざなのか、様々な場合を考えて、成り立つのかと検証し、これは正しい話?嘘の話?と脳内で検証しながら、曾祖母の説明を聞いていました。

中には全くの嘘も多く、何故昔の人はこんな嘘をことわざにしたのかと考え、そうか!!昔の人は知識がないから、科学的な知識が無いから、妄想や想像、その場の思い付きで考えた事が、ことわざになったんだと学べたのです。この事から、昔の人の話を鵜呑みにしてはならない事を学んだので、何でも疑って考える練習が、始まったのです。

いろんな事を教えてくれた曾祖母も、往診してくれた先生に看取られ、死んだのでした。

この当時は、冠婚葬祭の会場が無いので、全部自宅でやるのですが、数日後、東京からも親戚が集まり、葬儀が始まったのです。この頃売り出した8ミリカメラを、東京から来た人が持ってきて、葬儀の風景を撮影したのです。

墓地の空き地に到着すると、棺桶をおろし、お坊さんが「最後の別れなので、顔をみてやって下さい」と言って、立っている場所を譲り、私は顔が見えるように、一番近くに陣取って、棺桶の蓋が開くのを待ったのです。

親戚中が最後の顔を見ようと、棺桶に集まった時に、蓋が開いたのですが、曾祖母の顔を見た瞬間、みんなで驚いたのです。やせ型の曾祖母の顔は、パンパンに膨れ上がり、誰だか分からないほど変形していたのです。みんなは死んでから内臓が破裂すると、顔もパンパンに膨れ上がると説明する人の話を聞き、納得していました。

私はショックで、その後、何度もこの時の曾祖母の顔が脳裏に浮かび、恐怖で寝付けない時が、たびたびあったのです。

葬儀が終わった夜に、撮影した映像をみんなで見ていると、棺桶を開けて曾祖母の顔を撮影したのですが、棺桶と、誰も居ない布団だけしか、映っていないのです。現場ではみんなが見えていた遺体だけが、映って居ないのです。

皆はあれこれと、自分が納得出来る理由を探して話し合ったのですが、想像や妄想だけで、誰も納得出来る説明が出来ないのです。

それと、土葬する為に墓穴を掘っていた部落の青年達が、以前に埋葬された棺の蓋には、爪で傷付けた後が残っていたとの事で、埋葬されてから息を吹き返したのでしょうと言っていました。土葬は怖いですよね。

これ以降、私は様々な心霊現象を、数え切れないほど体験をする事になるのです。

給食の味がする

小学4年生のある時期だけなのですが、2時間目が終わる頃、ほぼ毎日、決まった時間に今日の給食のおかずの味がするのです。

不思議な事にその予想は、外れる事が無いのです。

確信した私は、同級生に話し、今日の給食は何々だね。と言うと、100%当たるので、ある友達が「毎月の給食の献立表を暗記して、言っているだけだろう?」と言ったのですが、「え?何それ?」と言うと、他の子が給食のプリントを出して見せてくれたのです。

私はどこかで見た事があるのですが、毎月、月末に来月の献立表が配られていると説明され「あ!!そうだった。確かに配られていたね」と答えたのでした。

しかし、毎日出される給食の献立など、覚えても意味が無いし、面倒な事やどうでもいい事に、暗記など絶対にしない私は、給食の献立のプリントを渡されたら、廃棄していたのです。

この不思議な出来事は、半年ほどで消えてしまいましたが、40代の半ばにまた復活し、今晩か数日後に食べられる味がし、その通りになったのです。この時も数カ月で、この能力は消えたのですが、私が興味を無くすと、消えてしまうのです。

そのほかにも、高校生の時は、何故かテストの前日ではなく、直前の休み時間に(あ!!こことこことここの問題が出る)と分かるのです。これも100%あたるので、友達に話すと、友人達が集まり、正確な情報に「凄いな。ありがとうね。」と、何人かに感謝されるのですが、ひとりに教えた後、自分でも覚えようと教科書を確認するのですが、次々と友人達が噂を聞いて個別に現れ、同じ質問をしてくるので、自分の勉強が、暗記が出来ないし、教えた人だけが点数を取れるし、私は自分で点数を取れないので、馬鹿らしくなって教えるのをやめたのですが、そのとたん、その能力が消えてしまったのです。

それに、同級生に原付のバイクで二人乗りをし、何回か送って貰ったのですが、突然、この先のどこどこで検問をしていると教えると、友人は驚き、私を降ろしてから、自分ひとりでバイクに乗り、確認しに行くと「本当だ。その場所で検問していたよ」と驚いていたのです。

その後は、原付で二人乗りする時は「今日はどう?いる?」と聞くようになったので「今日はどこどこだね」とか「今日は居ない」とか私に確認してから、出発をしていたのです。その後、車の免許を取ったので、その能力も消えてしまいました。

何だったんでしょうかね。今でも分からない能力?でしたね。

見えない人に、助けられた?

小学の3年生か4年生の秋の頃、台風が来ていたので学校に近い親戚の家に泊まる予定だったのですが、予定より早く、台風が去ったので暇になり、近くの水路に水の量を確かめに、1.5m幅のコンクリートの側溝を観に行ったのです。

台風の影響で側溝には、なみなみと水が凄い勢いで流れていたのですが、道路は雨が降らなかったので乾いており、私は側溝と一体化した橋の上で、川下に向かって腹ばいになり、手を入れて上流から流されてくる草や木を、取っては流したりと繰り返したりしていたら、突然、見えない大人の人に両手首を捕まれ、上に持ち上げられ、上体そらしの状態になった瞬間、ちょうど私が手を入れていたあたりに、蛇が流されて行ったのです。あのまま手を入れていたら、手に蛇が巻き付いていたと思ったら、怖くなったのと、今、私の手をつかんで、持ちあげている人は誰?全く見えないのです。

不思議な事に私の体重の重さは、全く感じられず、軽々と上体だけ持ち上がっているのです。

しばらくして、ゆっくりと体が地面に着くと、手が離されたのですが、誰?見えない人がいたあたりを凝視しても、考えても全く分からず、怖くもなく、不思議な事でもないと思った私は、何事もなかったかのように、下流を眺めていました。

後にこの見えない人に助けられた事を思い出し、感謝をしたのですが、この後も、不思議な体験は何件かあるのですが、それは後に語りたいと思います。